相場師朗の株塾で人生が変わった相本です。
今回も、前回に引き続き
「チャートリーディング」
株価の流れを読む練習をしてみましょう。
2016年12月~の「シマノ」のチャートです。
それぞれの番号の部分をどう考えたらいいか
あなたも自分の思考を巡らしてみてください。
①5日線(赤)と20日線(緑)の線が横ばいで
5日線(赤)が20日線(緑)を上に抜けたり下に抜けたり・・・
18000円から19000円のボックス相場で
方向感が付かないですね。
②20日線(緑)を割ったものの60日線(青)で踏みとどまり陽線がでた。
60日線(青)で踏みとどまり陽線がでたから、ここは買いです。
しかし、その次の日に長い陰線が出て60日線を割ってきた。
翌日は陽線だけれども、60日線に抑えられている。
一度は節目で止まったけれども、すぐ割ってしまった。
一度止まったけど、すぐに割ったときは売り。
③ここも、先ほどの②の局面と全く同じです。
100日線(紫)で踏みとどまり陽線がでたから買い。
しかし、その次の日に長い陰線が出て100日線を割ってきた。
100日線に抑えられている感じ。
全く同じですね。
一度は節目で止まったけれども、すぐ割ってしまった。
一度止まったけど、すぐに割ったときは売り。
上にいって駄目だった。
あるいは、その逆で、下に当たって、上がったとか。
そういう移動平均線とローソク足の絡み具合がすごく大事になります。
④今回は300日線(オレンジ)でさすがに下げ止まったようです。
⑤今回は5日線も100日線も越えてきたので強く見えますが
2本目のローソク足は駒で気迷っている状態。
青の60日線は、かすかながら下向き、
緑の20日線は、かなり下向き。
5本の移動平均線の向きがバラバラで方向感が付きにくい状態です。
翌日は長い陰線で20日線、100日線を踏んでいるので
やはりここも弱い・・・、売り!
⑥ここは上がったり、下がったり。
5日線の上に出たり、下に出たり。
大きく下がってきた後なので
買いたい人と売りたい人が錯綜している状態です。
底を打つときは概ねこういった値動きになります。
5日線を挟んで上に出たり、下に出たり、上に出たり。
最終的に、買い優勢となり、上がっていく。
ここで大事なこと
上がり始めることが確信できるまでは売りを切らない。
売りを全部切ってしまうと、もし下がったときに大変なことになります。
株価が底を打つときは
上がって、下がって、上がって、下がって・・・
いすれ、下を割らなくなって抜けていくことが多いです。
だから、上がる確信が持てるまでは、売りを切らない。
こうしてチャートを見てみると
たったこの 4 カ月ですれども、
大きく下がってる下げている局面と、
揉み合っている局面と上がっている局面があります。
一年間とおして見ても
上がっている局面、下がっている局面、揉み合っている局面があります。
株価は上下を繰り返す
買いだけで儲けを取るなんてのは至難の業です。
ローソク足と移動平均線との絡み具合を見ながら
売り買いの建玉の操作をし、株式市場から儲けを得ていく。
それには、練習しかありません。
一緒に頑張っていきましょう。
T-Aimoto
<補足>
これらの記事をただ漠然と読み流すだけでは
本番で使えるようにはなりません。
読んだ記事を本番で使えるようになるは
「繰り返し読む」ことが大事です。
いいなと思った記事、
これは大事だぞと思った記事
是非身につけたいと思った記事
があれば、
内容がスラスラと言えるようになるまで
繰り返し読みましょう。
1記事につき最低7回。
そこから、2つ目、3つ目の記事・・・と
どんどん出来ることを増やしていきましょう。
基本の徹底反復が
後の大きな飛躍へと繋がります。
頑張ってください。